西森博之、サンデーで新連載!少年少女の邂逅綺譚「柊様は自分を探している。」

西森博之による新連載「柊様は自分を探している。」が、本日2月3日発売の週刊少年サンデー10号(小学館)にて開幕した。

 

第1話で、男女を問わず慕われていて人望のある男子高校生・白馬圭二郎は、公園で裸足だった着物姿の美少女に出会う。これまでは女性から告白されても見向きもせず、「興味がなかった」と断言する彼は、凛としていながらも、世間ズレしている彼女に興味を持ってしまう……というストーリーだ。

 

 ◇小学館 週刊少年サンデー編集部 小倉功雅さん

 

 「今日から俺は!!」「天使な小生意気」など数多くの名作を残してきた西森博之先生待望の新連載「柊様は自分を探している。」、堂々開幕です! 「それはただ美しく奇麗なだけの美女ではなかった」と新連載1話目にある通り、柊様はただ者ではありません。出会った好青年・白馬圭二郎くんに、凛と、颯爽(さっそう)と、予想の斜め上を行く言動を繰り出します。そんな柊様の魅力に圧倒、あるいは困惑(?)してしまう……。まさに西森節炸裂(さくれつ)の物語です。それと同時に、柊様には謎が多く、その真相がめくれていく度に、“新・西森ワールド”がきっと垣間見えるはずです。

 

 可憐な美少女を愛でつつ、常識が崩壊していくミステリアスな少年少女邂逅綺譚(かいこうきたん)。ぜひ、少年サンデー誌面にてご堪能いただけますと幸いです。

 

 

 

次号では第2話と第3話が一挙に掲載される。

 

漫画家・西森博之とは

1987年に小学館でデビューした漫画家で主に週刊少年サンデーで活躍してきました。ヤンキーが出る作品が多く、絵は非常にシンプルです。ストーリーもそうですが、登場人物のキャラが立っておりキャラで勝負する漫画家だと思います。 

甘く危険なナンパ刑事(全2巻)

二枚目刑事・相沢光司は、金と女にメチャ弱く、軽薄・わがまま・無責任。だけど、正義と平和のために、男・相沢は、今日も悪と戦うのだ!!主人公の相沢ちゃんが、病気になって、見舞いにマスクメロンを貰う話。 相沢の愛銃[モデルガン]を買う為に、小雨のそぼ降る中、わざわざ千葉から御徒町に出掛け行った西森だが、直前の客に目当ての、銀色のオートマグを買われ てしまい、泣く泣く、ノー塗装の地味な黒いオートマグを買うことになりました。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。

 

今日から俺は!!(全38巻)

「この転校をキッカケに俺は…」今までさえなかった三橋は目立ちたい一心で金髪パーマでツッパリデビュー!そんな三橋の前にもう一人の転校生、トンガリ頭にマスクでキメた伊藤が現れて……。金髪とトンガリ頭の最強ツッパリコンビが繰り広げる青春不良コメディ主人公の三橋が、強敵の大番長に罠にはめられ、敗北を喫するが、ド根性で立ち上がり、バナナの皮を食べさせるという、少年漫画の王道な話。 買い取りという、新人漫画家育成枠で描かれた作品。三本まとめて原稿料を貰った、西森はファミコンなるものを初めて買い、ドラゴンクエストに出会う。三回 死んだらゲームオーバーという、インベーダー時代の掟を信じ、なかなか虹の橋を渡れなかった、悲しいエピソードは含まれていない。

スピンナウト (全4巻)

スピンナウト(1) (少年サンデーコミックス)

スピンナウト(1) (少年サンデーコミックス)

 

大原五月・チビだけど超怪力で、正義を愛する(?)男。田中誠・みかけはイッパシの不良だけど、実はとっても臆病な奴。そんな二人がある日突然、大きな光 に包まれて、闇にすいこまれた。気がつくとそこは、地球のようで地球でない、異世界。とまどう間もなく、ヘンな紋章をつけた大男に囚われた二人は、ドレイ としてこき使われる身に……。主人公の五月が、飛び魚が飛ぶ姿を生まれて初めて見て、感動する話 この世界観を立派に表現して貰う為、サンタをアイルランドに連れて行ったのに、サンタはその数年後、テレビでダブリンを見た時、あ、なんか聞いた事あるとか、寂しい事を言いました。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。 [ダブリンはアイルランドの首都、当然行った。五日は滞在]

天使な小生意気(全20巻)

皆が恐れる最強の不良・蘇我源造は、登校中に出会った同級生の美少女・天使恵に惚れてしまう。恵はケンカがメチャクチャ強くて言葉遣いも乱暴、それにはと ても深い理由が…? でも、そんなのお構いナシの源造は、あの手この手で恵に猛アタックを開始! 更に、同じく恵にゾッコンの平凡な同級生・藤木と安田も 加わり、争奪戦は早くもデッドヒート!!

もしかしたら一番人気の作品か?男の中の男を目指したら絶世の美女になってしまったヒロイン恵。そして恵に惚れた男達の話。この作品から西森さんはモブっぽいキャラに焦点を当て始めた気がする。恵の魅力と恵のために頑張る男達の魅力がぎゅっと詰まっている。恵は少年漫画最高峰のヒロイン。

 

西森氏の粗筋紹介

確か、主人公の恵が、ライバルとの対決に意地を見せ、怨念のこもってそうな鎧を、男らしく着けてみせるド根性話。 恵の髪の毛は描くのも、トーン張るのも、桁外れに大変で、藤木とかが画面を占める時には、本当に心が癒やされました。しかし、藤木はあまり人気がなく、当然、画面を埋める率は薄くなり、結局、癒やしの効果は薄かった。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。

道士郎でござる(全8巻)

アメリカのネバダ州から突然、12年ぶりに日本へ帰ってきた男・桐柳道士郎。すっかりアメリカナイズされていると思いきや、なぜだか立派な(!?)武士に なっていた!!通い始めた高校では、不良たちに「男の勝負」を挑み、大騒動。道士郎の主君にされてしまった同級生の健助は、いつ何が起きるか気が気じゃな いorz ハラハラドキドキの最強爆笑学園コメディー!確か、主人公の道士郎が、日常がつまらないと感じている、アンニュイな少女の前に、犬小屋から現れてみせ、現実がもの凄いことを教える話。やはり、日本刀 の事を知らないといかん、と思った西森は備前まで出掛けました。ついでに短刀の一つも買ってやろうと、現金まで用意して行ったのに、先端恐怖症気味の西森 は、刃物の薄さがあまりにも恐ろしく、怖くて買えなかった。そんな、悲しいエピソードが、ほんの少し含まれている。

 

お茶にごす。(全11巻)

「平和な心と生活を手に入れたい」と願い、茶道部に入部した最強の不良・デビルまークン! 彼は暴力の連鎖から逃れ、優しさの道を極めることが出来るのか…?

西森氏

確か、主人公のまー君が宇宙的な、○○が青かったと、ガガーリンばりの名台詞で、最後の大和撫子の心に何らかの影響を与える話。 やはり、ちゃんとお茶の勉強をしなくてはいけないと思い、たまたま取れた休みを生かして京都まで行き、とある会館を訪れ、最後に点てて頂いたお茶をおいし く頂きました。でも俺が居なくなったあと、何しに来たんだアイツ、と言われていると思ってしまう、情けない自分を感じた西森だった。そんな、 悲しいエピソードは含まれていない。 

鋼鉄の華っ柱(全9巻)

誰もが羨むスーパー御曹司、坊ちゃん高校生、御前崎真道!!
これがまさかまさかの転落人生を味わうハメに!
グループ旗艦企業の倒産を境に財産は没収され城のような御殿も失った。お国の世話になる覚悟も決めたがお付きの者達に引き留められ真道の悲しくも可笑しい逆境ライフがスタート!!

主人公の真道がアパートに棲む亡霊を殺虫剤でやっつけるという、豪傑の話 生まれて初めて捻挫なるものを経験し、漫画家が足を捻挫してもちっとも仕事を休ませて貰えないことを知りました。いや、結構つらいんですよ、足組んだり、 胡座かいたり、正座したりしながら描いてるんで…誰もわかってくれなかった。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。

 

実は小説も書いている

満点の星と青い空

満天の星と青い空

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ある日、隕石のせいで、地球上の金属が短時間で腐食し、世界の文明は数日で崩壊。もちろん日本も大混乱に!
その時、主人公の高校は京都に修学旅行中。強烈な悪の雰囲気をまき散らす主人公・中澤真吾は、その状況でも少しもひるまず数人の仲間と東京を目指して徒歩で帰還の旅に出発する。しかし、道中は法も秩序も失われた、弱肉強食のサバイバル世界だった。

俺の心臓は彼女にしか撃ちぬけない

俺の心臓は彼女にしか撃ち抜けない

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見た目どこにでもいる普通の高校生(妹属性のアニオタ)・杵屋孝志は、ある日、ふと下校途中に立ち寄った神社で超絶美少女の巫女・霞に出会う。聞けば、自分は神に選ばれたのだという。
なにかの悪戯か? 当然のごとく訝しむ孝志だったが、霞があまりに気になってしまい、どんどんと見えざる相手の思惑に巻き込まれていってしまう。
一方で、ふがいない生活を続けている中年サラリーマンにも、同じような出来事が出来していた――。