東芝、150機種のノートPC搭載バッテリーに発火の恐れ 交換プログラム開始
パナソニックと東芝は28日、ノートパソコンのバッテリーパックから発火・火災のおそれがあるため、交換・回収すると発表しました。
対象となるのは、パナソニック製の「Let's note」シリーズや東芝製の「dynabook」シリーズなどに使用されているパナソニック製のバッテリーパック、およそ11万個です。これまでパソコンのバッテリーから過熱して発火するなどの事故が起きていて、調査によると、製造工場内においてバッテリーセル内に異物が混入したためと判明しています。
このため両社は、対象製品にあたるかをサイトで確認し、交換対象の場合は直ちにバッテリーパックを外すなどして利用しないよう呼びかけています。
■対象製品
パナソニック
2011年7月~2012年4月に製造した以下の1万7613個
・Let's note CF-J9、CF-J10
・Let's note CF-S8、CF-S9、CF-S10
・Let's note CF-N8、CF-N9、CF-N10
・Let's note CF-F9、CF-F10
東芝
2011年6月~2015年3月に製造した以下の9万5811個
・dynabook
・dynabook Qosmio
・dynabook Satellite
・PORTEGE
・TECRA
■問い合わせ先
パナソニック バッテリーパック交換受付コールセンター
TEL:0120-870-163(09:00~21:00 2月28日以降は平日のみ受付。17:00まで。)
東芝 dynabookバッテリーパック交換窓口
TEL:0120-444-842(09:00~21:00 2月28日以降は平日のみ受付。19:00まで。)
バッテリーパックが交換対象かどうかは、同社専用Webサイトで情報を公開している。PC裏面に貼られたシールから製品型番と製造番号を入力して確認する方法と、「東芝型番情報確認ユーティリティー」をダウンロードしてWindows上で確認する方法がある。また、同社ではフリーダイヤルでの問い合わせ窓口も設けている。
対象となるバッテリーパックは海外向けPCにも搭載されており、各地域の同社現地法人を通じて同様の対応を行う。
なお、1月28日にはパナソニックも自社のノートPC用バッテリーで同様の不具合と交換について発表している。