「エヴァンゲリオン劇場版の最新予告」は嘘！！？？

エヴァンゲリオンのyoutube動画が偽物という発表にファンが苦しみました。

その話題の動画を含めて、どんなことが起きたのかを調べてみました。

まず、ニュースにて

アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の最新予告としてYouTubeにアップロードされていた動画がTwitterなどで話題になったが、制作するカラーは1月26日、「公式のものではなく、含まれる情報は全て事実ではない」と公式Twitterアカウントで否定した。

　動画は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の最新予告と称して公式動画に情報を追加する形になっており、カラーの公式アカウントを装って1月24日にアップロードされていた。「2016年8月31日　公式サイトにて発表」などといった情報が含まれていたことから話題になったが、文字の入れ方が不自然といった指摘もあり、疑う声がほとんどだった。

　カラーの公式Twitterアカウントはこれについて「違法予告動画」だとした上で、「発信元・動画ともに弊社公式のものではなく、含まれていた情報等は全て事実ではございません」と動画を否定した。カラーは人材募集用の「株式会社カラー Recruiting」以外にはYouTubeに公式チャンネルをオープンしておらず、注意を呼び掛けている。

こちらが話題となった動画である

映像は、真希波・マリ・イラストリアスが搭乗していた8号機と式波・アスカ・ラングレーの2号機が合体した機体が華麗に敵をなぎ払っていくという、前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のラストで流された予告と同様のもので、最後には「2016年8月31日公式サイトにて発表」のテロップが表れるという内容となっていた。

「エヴァ」シリーズのこれまで

アニメ監督の庵野秀明さんが手がけてきた「エヴァンゲリオン」シリーズは、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が、1995年から1996年にかけて放送されるやいなや一部の熱狂から社会現象にまで発展。

1997年には、TVアニメ版とは別の展開を描く劇場版アニメ『Air/まごころを、君に』が公開。

アニメ放送終了後も、貞本義行さんによる同名の漫画連載やゲーム化などメディアミックスも多岐に渡り、多くの支持を集めた。

2006年には、同作を新ストーリーで再構築する「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ4部作の制作を発表。2007年に第1作『序』、2009年に第2作『破』、2012年に第3作となる『Q』が公開され、それぞれ記録的なヒットを飛ばした。

突如現れ、消された「シン・エヴァンゲリオン」予告映像？

シリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開は延期を重ね、ついに2015年冬予定と報道されていたが、2016年7月29日（金）公開予定の映画『シン・ゴジラ』の総監督に庵野秀明監督が抜擢されたこともあってか、延期が告知されていた。

そんな中、今回、「株式会社カラー」を騙るYouTubeチャンネルで公開された予告動画の説明文には完結編の公開が「2016年8月31日に決定」と記載され、Twitterのトレンド入りするなど、瞬く間に話題になっていた。

しかし、株式会社カラーの公式Webサイトでも告知はなく、既存の映像の使い回しであること、また使用されているフォントなどが明らかに「エヴァ」制作陣のものと思われなかったため、その信憑性を疑う声が多く挙がっていた。

公開が待望されている作品だけに、期待が高まったファンには残念な結果となった。