衰えないジダン監督の右足…C・ロナとのフリーキック10本勝負で圧勝

レアル・マドリードの指揮官として就任から2戦連続で圧勝劇をもたらしているジネディーヌ・ジダン監督が、大黒柱のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとのFK対決でも圧勝劇を演じた。

 スペインのスポーツ専門サイト『SportYou』によると、C・ロナウドのFK練習を見守っていたジダン監督が、おもむろに近寄って自分の足元にボールを置くと、「見よ。FKはこうやって蹴るのだ」と見本を示したという。

 そして、ジダン監督がFK 10本勝負を申し出ると、C・ロナウドがこれを快諾。トップチームの選手たちが見守る中で行われたこの対決は、引退から10年近く経ったジダン監督がほとんどを決めたのに対し、チームのFKを務めているC・ロナウドが成功させたのは2本と、言い出しっぺである指揮官の圧勝に終わった。

 とはいえ、負けず嫌いのC・ロナウドも全く怒ることなく、むしろ勝利したジダン監督を素直に称えるなど、指揮官交代後のチームの良い雰囲気が改めて示されることとなったという。ジダン監督の就任効果がC・ロナウドのFKにも現れるのか、今後の試合では一層の注目が集まることになりそうだ。